ヘッドラインというと、
「興味を引くためのもの」
と思っているかもしれません。

ただ、それだけでは不十分です。

ヘッドラインで同時に
「信頼」も勝ち取らないと、
すぐに去られてしまうからです。

お互いに顔の見えない通販のLPにおいて
訪問者の「信頼」を勝ち取るには、
「信ぴょう性」がカギとなります。

・・・

ヘッドラインに「信ぴょう性」を持たせるためには、

「メリットと根拠を一緒に示すこと」

これが鉄則です。

メリットだけのヘッドラインでは、訪問者は
「売りたいから、そう言っているだけでしょ」
と捉えてしまうからです。

そう捉えた訪問者は、
その「LP自体」を信用できなくなるので、
すぐに去ってしまう可能性が高くなります。

でも、だからといって、

「それらしい、適当な根拠」

をメリットに添えればよいのかというと、
そんな簡単な話ではありません。

たとえ「メリット」に「根拠(らしいもの)」が添えてあっても、
そのヘッドラインで興味を引けないケースがあるのです。

それは、「メリットと根拠が釣り合っていない」場合です。

「誇大広告」だと、信頼されない

あまりに「大きなこと」「大袈裟なこと」を
ヘッドラインで謳ってしまうと、
その時点で、読み手の「信用」を失ってしまいます。

第一印象の段階で
「誇大広告」だと感じた訪問者は、

「謳われているメリットが得られなさそう…」
「なんだか怪しそう…」
「騙されそうな気がする」

と考えるので、すぐに去ってしまうことになります。

・・・

もちろん、LP冒頭のヘッドラインで
訪問者に「興味」をもってもらうには、
「メリット」を伝えなければなりません。

それは間違いありません。

でも、だからといって、
「大袈裟なメリット」を謳ってしまうと、
たとえ「根拠」を添えていても
「大袈裟なメリット」を支えきれなくなります。

そうなると、結局は
「メリットだけ」が示されているのと
同じことになってしまうのです。

「メリット」と「根拠」を一緒に示す際は、
「そのメリットを支えられるだけの根拠」を示す。

これが鉄則になるのです。

ヘッドラインの対策は、この2つ

訪問者に信頼してもらえるヘッドラインに改善するには、
以下の「2つの方法」があります。

「メリットのレベルを下げる」
「それなりの根拠を示す」

このどちらかによって、
メリットと根拠が「釣り合う」ように
しなければなりません。

ただ、あまりにメリットのレベルを下げると
今度は「反応」が取りづらくなりますし、
「それなりの根拠」といっても
なかなか見つからない場合があります。

でも、だからといって

「誇大なメリット」
「弱い根拠」

この2つでヘッドラインを作っても
訪問者は「誇大広告」と感じるので、
「信頼できない」という判断を下すことになります。

そうなると、
そのあとのLPが読まれることはありません。

であれば、多少、メリットのレベルを下げてでも、
「それを支えられるだけの根拠」を添える。

そのほうが「無難」といえます。

・・・

ただ、LPの冒頭では、
「ヘッドライン」だけが重要なのではありません。

そのほかにも、LPの最初で
「信頼度を決定付ける要素」がいくつか存在します。

ファーストビューは「第一印象」が命

LPにおいて「ヘッドライン」は、
人間関係における「最初の出会い」にあたります。

もっと正確にいえば、
ヘッドラインを含んだ「LPのファーストビュー」が
「最初の出会い」に相当します。

このファーストビュー(最初の一画面)こそが、
第一印象を決める、もっとも重要な局面になるわけです。

ヘッドラインの内容とともに、
その周辺のデザインが
「信頼できないもの」であれば、訪問者は

「この商品(サービス)は信頼できない」
「なんだか怪しい感じがする」
「メリットが得られないかもしれない」

このような印象をいだいてしまいます。

そうなると、そのまますぐに
去っていってしまう可能性が非常に高くなるわけです。

・・・

そうされないために、
ファーストビューを制作する際は、
ここまで説明してきたような

「信頼してもらえるヘッドライン」

はもちろんのこと、

「信頼してもらえるデザインや写真」

も必要になります。

デザインに関しては、
業種によっては「使ってはいけない色」が
あるかと思います。

また、顔写真をファーストビューに掲載する場合は、
「その人物の表情が、信頼してもらえるものかどうか」
ということを検討する必要があります。

「顔出し」をしさえすれば、
必ず信用してもらえるというわけではないのです。
(動画でも同様です)

かえって、その人の顔の表情や話し方が
「信頼度」を下げてしまうこともあるわけです。

・・・

結局、ヘッドラインで「信頼」を勝ち取るためには、
ヘッドラインだけではなく、
その周辺のデザインや顔写真などの「信頼性」も
考慮に入れなければなりません。

これらの「総合的な信頼度」が、
そのLPの「第一印象」を決定付け、
その先を読んでもらえるかどうかの “カギ” を握るのです。

そのうえで、
LP冒頭に掲げる「ヘッドライン」に限っていえば、
ヘッドラインで「信頼」を得るためには、

「メリットと根拠を、釣り合いのとれたものにする」

ということがポイントになるのです。

・・・

あなたのLPはいかがでしょうか?

信頼されるような、ファーストビューのデザインでしょうか?

ヘッドラインだけに着目したとき、
「信頼されるようなヘッドライン」になっているでしょうか?

ぜひ一度、チェックしてみてください。