「LPの訪問者は、1秒でも時間が惜しい」
これが真実です。
だからこそ、LP冒頭に掲げる「ヘッドライン」は、
訪問者の「注意」をグッと引きつけ、
同時に「強い興味」をもたせる内容でなければなりません。
それでこそ、
「せっかちな」訪問者は、
LPをそのまま読み続けようと思うわけです。
そのヘッドラインで、訪問者の「注意」を
引きつけるだけであれば、
文字を大きくして、目立つ色にすれば問題ありません。
問題は、
いかにして訪問者に「興味」をもってもらうか
ということ。
この点で失敗すれば、
訪問者はそのまま去っていってしまう可能性が
高くなるからです。
その解決策は、「メリットを示すこと」です。
訪問者は「自分」だけに関心がある
LPの訪問者にかぎらず、人という生き物は、
基本的に「自分のこと」が一番大切です。
多くの人はふだんから、
次のようなことを考えながら
日々の生活を送っているのではないでしょうか?
- もっと豊かな生活がしたい
- もっと快適に暮らしたい
- 今の悩みを解決したい
- 生活のなかに安心がほしい
- もっと賢くなりたい
- もっとキレイになりたい
- もっとカッコよくなりたい
挙げればキリがありませんが、
つねに人は、このような「願望」をいだきながら
それぞれの生活を送っているわけです。
もちろん、
「子供が健康に育ってほしい」
「愛する家族を守りたい」
といった「他者の幸せ」を願う気持ちもありますが、
これとて、結局は
「それが実現することで、自分が幸せを感じたい」
からではないでしょうか。
・・・
そういったことを考えると、
LP(ランディングページ)に訪問してきた人も、
「このページは、自分の生活を豊かにしてくれるかな?」
「このLPを読めば、悩みが解決できるかな?」
「このLPの商品を買うと、自分にメリットがあるかな?」
このような気持ちでいることは
間違いありません。
ですから、LPのヘッドラインを制作する際は、
「訪問者がメリットに感じることを、訪問者にすばやく伝える」
これに尽きるといえます。
まっ先に「メリット」を伝える
あなたの見込み客が「美肌になりたい」という人なのであれば、
ヘッドラインで
「この美容液を使えば美肌になれますよ」
といった内容を伝えるわけです。
(もちろん、実際はキャッチーなコピーにしますが…)
なにかの買取サービスであれば、
「自宅に伺い、高値で買い取りますよ」
といった内容(趣旨)を伝えるわけですね。
まっ先に「訪問者のメリット」に訴求してこそ、
忙しい訪問者の心を ”わしづかみ” にすることができるのです。
・・・
ただ、世の中の多くのLPは、
この点で「大きな間違い」を犯しています。
「何を言わんとしてるのか、さっぱりわからないヘッドライン」
が多いのです。
こういったヘッドラインを制作するコピーライターにしてみれば、
「カッコいいキャッチコピーを作りたい」
という気持ちなのだと思います。
しかし、訪問者が理解できないような
「カッコいいキャッチコピー」
をLPの冒頭に掲げても、
訪問者は「自分のメリット」とは感じないので、
すぐに去ってしまうだけです。
じつは「メリットだけ」では不十分
ここまで、
「ヘッドラインでメリットを示す重要性」
についてお話ししてきました。
しかし、じつは「メリットだけ」では不十分、
というのが現実です。
ヘッドラインで「メリットだけ」を伝えても、
訪問者を引き込むことはできないのです。
一見、「矛盾したこと」を言っているように
感じるかもしれませんね。
もちろん、「ヘッドラインでメリットを伝えることが重要」
というのは間違いありません。
それは、ヘッドライン作りにおける「鉄則」だからです。
・・・
ただ、ヘッドラインで訪問者を引き込むには、
「もう1つの要素」が必要なのです。
あたかも“車の両輪”のように、
「メリット」と「あともう1つ」が必要なのです。
その2つをセットで訪問者に示してこそ、
LPのヘッドラインは「最高の訴求性」を発揮する、ということです。
次の記事では、その
「ヘッドラインに必要な、もう1つの要素」
について解説したいと思います。