どんなに魅力的な内容のLPであっても、
「言っている意味がわからない」
と、成約率が大幅に低くなってしまいます。
「文章がわかりづらい」という問題は、
いってみれば “コピーライティング以前の問題” です。
私はこれまで
300を超えるLPを細かく添削してきましたが、
それ以外にチェックした広告も含めると、
おそらく1,000を超える広告を見てきました。
そのなかで感じるのは、
ほとんどの広告が
「わかりづらい」
という現状です。
・・・
LP冒頭に掲げられているヘッドラインも「わかりづらい」。
そのあとに続くボディーコピーも「わかりづらい」。
それが現実なのです。
LPの「わかりづらさ」を改善する。
それはそのまま、
LPの成約率アップ、売上アップに
つながっていくことは間違いありません。
こんな文章は「わかりづらい」
「わかりづらい文章」というのは、
たとえば以下のような文章をいいます。
これらのうち、「1つでも」該当すれば、
成約率を下げる原因になります。
- 主語や目的語が抜けている文章
- 主語が複数ふくまれている文章
- 具体性に欠けるため、イメージできない文章
- 結論や主旨が見えてこない文章
- 因果関係を明確に伝えていない文章
- 修飾が長すぎるため、なかなか主語が登場しない文章
- 難しい表現、言い回しが使われている文章
- 専門用語、学術用語、造語が使われている文章
- 補足説明のない文章
- 箇条書きにできるのに箇条書きにしていない文章
- 指示語が何を指しているのか不明な文章
- 読点の位置が不適切なため、誤解を与える文章
- 読点がほとんど打たれていない文章
- 句点までが、あまりにも長すぎる文章
- 誤字・脱字のある文章
- 文法的に問題のある文章
いかがでしょうか?
LPのボディーコピー内に、こういった「わかりづらい文章」があると、
読み手は「ストレス」に感じます。
そうなると、
無理してまで、その先を読み進めようとは思わなくなるのです。
ですからLP内に、こういった問題点があるという場合、
それらが、LPの成約率(CVR)に大きく影響していることは
間違いありません。
このような「わかりづらい文章」をもれなくチェックし、
適切に改善できるのは、
相当な経験を積んだコピーライターのみです。
素人のかたが、
こういった問題点を見つけ出すことは、
なかなか「困難」なのが現状といえます。
これだけでも「意識」しよう
文章スキルのないかたが、
上の一覧に挙げた全ての項目を実行しようとしても、
なかなか難しいところがあります。
ただ、以下のようなことは、
今すぐにでも実行可能かと思います。
以下の5点を守れば、
最低限の「わかりやすさ」は確保できるはずです。
- 一文を短くする。(文章構造を複雑にしない)
- できるだけ「主語」や「目的語」を入れるように心がける
- 「専門用語」を使う際は、補足説明を設ける
- もしくは、できるだけ「平易な表現」に置き換える
- 「箇条書き」できる箇所は、箇条書きにする
「一文を短くする」だけでも、
「わかりやすい文章」に近づけます。
もちろん、文章を書くことに慣れた人であれば、
それなりの長さの文章を書いても問題ありません。
文章が長くなっても、「わかりやすさ」を保てるからです。
ただ、文章を書くことに慣れていない人が
「長い文章」を書くと、ジャングルのようになってしまい、
「わかりづらい文章」になってしまうのです。
・・・
また、「主語」と「目的語」
さらにいえば「述語」は、
文章の「幹」に当たる部分です。
ですから、これらを入れるようにするだけでも
「わかりやすい文章」に近づくことができます。
ぜひ、ボディーコピーを書く際は、
できるかぎり「わかりやすい文章」を心がけてみてください。