LPに訪問してきたばかりの人が考えていること。

それは、

「1秒でも早く、そのページの価値を判断したい」

ということです。

その限度は「10秒」と考えるべきでしょう。

10秒以内に、「そのページの価値」がわからなければ、
訪問者は、ほかのサイトへ行ってしまう、ということです。

だからこそ、LPの冒頭に掲げる「ヘッドライン」が
重要になるわけですね。

目に飛び込みやすい、
短めのキャッチコピーであるヘッドライン─── 。

そのヘッドラインによって
訪問者の「注意」と「興味」を引き、

「このページには、読むだけの価値がある」

と思わせるわけです。

短めのコピーである「ヘッドライン」であれば、
「10秒以内に」それが可能となります。

ここで大事になってくるのが、
ヘッドラインよりも大きな概念である「ファーストビュー」です。

「ファーストビュー」とは?

ファーストビュー(FV)というのは、
LPの最初の一画面のこと。

パソコンなら横長の画面になりますし、
スマホであれば縦長の画面になります。

いずれにしても、
スクロールしなくても最初に表示される一画面。

それが「ファーストビュー」です。

いうまでもなく「ヘッドライン」は、
この最初の一画面であるファーストビューのなかに
収まるように配置するわけです。

・・・

LPに訪問してきたばかりの人は、
「すぐにそのページの価値を判断したい」
という心理にあります。

だからこそ、
「スクロール」という手間をかけなくても見ることのできる、
最初の一画面(ファーストビュー)だけで判断しようとするのです。

「このまま読み進めるべきか?」
「すぐに去るべきか?」

どちらにするかを「10秒以内に」判断する、というわけです。

もしこれが、雑誌や新聞、本であれば、
「全体が一望」できますから、
そんなにシビアになって判断する必要もないでしょう。

本の場合でいえば、
本全体をペラペラとめくるだけで、
何となくの雰囲気はつかめます。

ところがWEBの場合は、
パソコンやスマホの「小さな一画面」しか、
最初の段階では見ることができません。

LP全体を見るためには、
スクロールという「手間」がかかるのです。

そういったことから訪問者は、
できるだけスクロールせずに、
つまり「ファーストビュー」だけを見て

“そのあとも読み続けるかどうか”

を判断したいと思っているのです。

そういった訪問者の「忙しい心理」を考えた場合、
「行うべき対策」は、ファーストビュー以外にもあります。

忙しい訪問者に合わせたLP

LPに訪問してきたばかりの人は、

「たとえ1秒でも時間が惜しい」

という心理状態にあります。

ですから、あまりにつまらないファーストビューだと、
すぐに去られてしまいます。

そうされないためには、
ファーストビューの対策はもちろんのこと、
LP全体を「忙しい訪問者」に最適化する必要があります。

たとえば、以下のような対策をするわけです。

  • ファーストビューのデザインを工夫する
  • ファーストビューの「ヘッドライン」を魅力的にする
  • LPの随所に「小見出し」を配置する
  • LP内の文章の幅を短くし、見やすくする
  • LP内の文章やフレーズに色付けをしたり、線を引いたりする
  • LPの随所に「画像」を配置する

このような対策をすることによって、訪問者に

「このLPは、読みやすそうだ」
「何かが得られそうだ」

と思ってもらうことができるわけですね。

もちろん、ただ無暗に画像を配置したり、
色付けをしたりすればいいわけではありません。

読み手に響くような画像を選び、
読み手に響くようなタイミングで
文字などに装飾を施すことが重要です。

そうでなければ、
「ただ派手なだけの、自己満足のLP」
で終わってしまうからです。

このあたりは「慣れ」や「経験値」が必要となります。

でも、普段から作業していれば、
誰でもすぐに慣れますので、その点はご安心を。

結局は「ファーストビュー」が最重要

上に挙げたように、
忙しい訪問者を惹きつけるために「やるべきこと」は、たくさんあります。

ただ、結局は、

「いかにファーストビューで訪問者を惹きつけるか」

これに尽きるのです。

これこそが「最重要課題」なのです。

この「最初の一画面」で興味をもってもらえなければ、
そのあと「スクロール」という行動を引き出せないからです。

そうなれば、
数秒後には、去られてしまう可能性が高くなります。

そうされないために、
まずは「ファーストビューという関門」を突破してもらい、
すぐに「スクロール」を始めてもらう必要があるのです。

スクロールまで漕ぎつけてこそ、先ほど列挙したような
「小見出し」や「写真」「文字の装飾」
といった、数々の対策も生きてくる、というわけです。

・・・

あなたのLPはいかがでしょうか?

忙しい訪問者に数秒で去られてしまうような
「ファーストビュー」や「キャッチコピー」
になっていないでしょうか?

“LPの訪問者は、たとえ1秒でも惜しいほど忙しい”

LPを制作する際は、ぜひこのことを肝に銘じ、
まずは、最初の数秒間で「強烈に引き込む」ファーストビューを
心がけるようにしましょう。