何事も、

「最初が肝心」

とよく言われます。

これは、「相手」がいるビジネスでも同様です。

営業でもセールスレターでも、
その冒頭で、強い「注意」と「興味」を引くことができれば、
そのあと相手を引き込んでいけるからです。

また、冒頭の「第一印象」は、
その後の流れに “強い影響” を及ぼします。

だからこそ、LPの冒頭には
目立つキャッチーな「ヘッドライン」を掲げるわけです。

まずは、このヘッドラインによって
訪問者の「注意」と「興味」を引きつけ、

「このLPを読んでみよう!」

と思わせることができれば、
そのLPの「成約率」は、非常に高いものとなります。

・・・

ただ、ここでひとつ注意点があります。

それは
「ヘッドラインとボディーコピーのあいだには、段差がある」
ということです。

だからこそ、
ボディーコピーの「最初」では、
改めて「注意」と「興味」を引かなければならないのです。

ヘッドラインとボディーコピーの「段差」を埋める

ヘッドラインとは、
いうまでもなく「キャッチーな言葉」です。

それに対して、
LPの大半を占めるボディーコピーというのは、
ほとんどが「ふつうの言葉」です。

そのため、この両者の間には「段差」が生じるのです。

・・・

そのほか「ヘッドライン」は、
短い言葉で構成されますが、
その数行の言葉だけで「完結」します。

そのあとの文章とは、
とくに「つながっていない」のです。

ですから、ボディーコピーの「最初」では、
あらためて訪問者の「注意」と「興味」を
強く惹きつけることを意識しなければならないわけです。

・・・

よく見かけるのは、

LP冒頭のヘッドライン(ファーストビュー)のすぐあとに、

「購入を促すコピー」と「購入ボタン」

を配置しているパターンです。

多くの訪問者は、ヘッドラインを見ただけで欲しくなることは、
まずありません。

たんに「興味をいだいた」という段階だからです。

それなのに、ファーストビューの直後に、
いきなり「購入ボタン」を配置してしまうと、
「大事な最初の部分」が “ないがしろ” になってしまうのです。

「ボディーコピーの最初」というのは、
新しい流れが始まる箇所ですから、

「読み手が興味をおぼえるようなこと」

で始めるべきなのです。

「購入ボタン」から始めてもよいケース

ただし、ファーストビューのあと

「購入ボタン」

を配置してもよいケースがあります。

それは、以下のケースです。

  • 無料提供の場合
  • お試しの場合
  • よほどヘッドラインが強力な場合
  • 認知度が高い商品の場合

「無料」だったり「お試し価格」だったりする場合は、
ファーストビューの直後に

「購入ボタン」

を配置しても問題ありません。

この時点で購入する人もいるからです。

ただ、あまり知られていない商品だったり、
値段の高い商品だったりする場合は、
LPの冒頭に「購入ボタン」を配置しても仕方ありません。

訪問者は「その商品の価値」を、
まだよく知らないからです。

そういった人に「購入ボタン」を見せても、
冒頭段階で「購入」するわけがないのです。

・・・

それよりは、

「訪問者の興味を、さらに強めるコンテンツ」
「商品の価値が伝わるようなコンテンツ」

こういったものを配置したほうが、
訪問者を “より強く” LP自体に引き込んでいけるのです。

こんなコンテンツを冒頭に配置する

ボディーコピーの「最初」に配置するコンテンツとしては、
たとえば、以下のようなものが有効です。

  • 興味を引くサブヘッドライン(小見出し)
  • Instagramの紹介
  • 何かで「No1」を獲得したという証拠
  • 権威のある人からの推薦
  • お客様の声

たとえばですが、
こういったものを配置すれば、
訪問者は、あらためて「注意」と「興味」が
引きつけられることは間違いありません。

こういったものは、

「その製品がすばらしいことの証明」

になるからです。

・・・

そのうえでいえば、変化球として

  • 小見出しとストーリー
  • 小見出しとメリット
  • 小見出しと根拠
  • 小見出しと挨拶

こういったもので
ボディーコピーを開始するものアリだと思います。

どれを選んだらいいのかという「判断基準」については、
ヘッドラインに対応したものであればベターです。

・・・

たとえば、
ヘッドラインで「実績」を打ち出したのであれば、
ボディーコピーの最初は、その根拠となる「お客の声」。

ヘッドラインで「人気」を打ち出したのであれば、
ボディーコピーの最初は、Instagramの写真と声。

ヘッドラインで「権威」を打ち出したのであれば、
ボディーコピーの最初は、「推薦の声」。

こういった判断の仕方があります。

・・・

もし、上記のようなものをヘッドラインで
とくに打ち出していない場合は、

  • 小見出しとストーリー
  • 小見出しとメリット
  • 小見出しと根拠
  • 小見出しと挨拶

こういったものが有効になります。

・・・

御社のLPは、いかがでしょうか?

ボディーコピーの「最初」を意識できているでしょうか?

とくに考えずに、「購入ボタン」を
いきなり配置しているということはないでしょうか?

ぜひ、ボディーコピーの「最初」には、
「適切なコンテンツ」を配置するようにしてください。