「コピーや文章の内容」が
いい悪いという以前に、そもそも
「LPの見た目で、読み手にストレスを与えてしまっている」
というケースが、世の中のLPには多々あります。
これらは、おもに
「視認性が悪い」
ということが原因です。
どんなにすばらしい「コピー」や「文章」が
そこに綴られていても「視認性が悪い」と、
読む際に「ストレス」がかかるため、
多くの人は去っていきます。
これでは、せっかくLP内のコピーを改善しても、
その努力が「台無し」になってしまいます。
こんなLPは見づらい
「ストレスを与えないLP」といっても、
そんなにむずかしい話ではありません。
ふだん、あなたは
どんなWEBページが表示されたときに「ストレス」に感じますか?
それを、「反面教師」にすればよいのです。
たとえば、こんなページ。
- 文字の色が薄い
- 文字が小さい(とくにスマホでは要注意)
- 文章の横幅が広すぎる
- 文章が何行も “かたまり” になっている。
- 色使いが派手で、目がチカチカする
こういった「視認性の悪さ」が、
読み手に「ストレス」を与えます。
文字の濃淡や大きさに関しては、
いうまでもないかと思います。
世の中のLPやWEBサイトには、
…内容はすばらしいのに、
「黒い文字」ではなく「グレーっぽい色の文字」
にしているため、非常に読みにくくなっているケースがあります。
これは非常にもったいないですし、「基本的なミス」といえます。
そのほか、文章の「横幅」が広すぎると、
読み手は、目を横方向に “過度に” 動かす必要があるため、
かなり読みづらくなります。
当然、そういったLPでは、
読み手に「ストレス」を与えてしまうわけです。
そして、それが「即、離脱」の原因になります。
システムが「ストレス」を与えるケース
そのほかのケースとして、
「プログラム自体」が
読み手にストレスを与えていることもあります。
LPの運営者の気持ちとしては、
「最新のプログラムを導入したほうが、カッコよく見える」
「奇抜な動きをつけたほうが、読み手を惹きつけられる」
「動きのあるLPのほうが、読み手に親切だ」
おそらく、このように考えているのでしょう。
しかし、残念ながら、これらは全て「間違い」です。
ただし、ひとつだけ例外があります。
それは「商品に関連した動き」の場合です。
たとえば、商品を実際に使っている動画をLPに埋め込む。
これであれば「使用感」「臨場感」が伝わりますので、
読み手にストレスを与えることはありません。
むしろ、「読み手の一番知りたいこと」を
動画にしているわけですから、
読み手に喜ばれることは間違いありません。
ただ、それ以外の「LP内の動き」に関しては、
読み手に「ストレス」を与えると思っておいたほうがよいのです。
具体的にいうと、
読み手にストレスを与える「プログラム的な要素」には、
以下のようなものがあります。
- 読んでいる途中で、ファーストビューが切り替わる
- スクロールするたびに、画面が揺れ動く
- スクロールしても、購入バナーが一緒に付いてくる(これをすると画面が狭くなる)
- 購入ボタンを押すと、一番下に移動する(どこまで読んだのかわからなくなる)
1つ目に関しては、
「伝えたいこと」がたくさんあるために
ファーストビューの画面を次々に切り替えるケースですね。
これをしてしまうと、
まず、ほとんどの人は「動き」についていけません。
読んでいる途中で、画面が切り替わることが多いからです。
まず、この時点で「去られる」と思っておいて
間違いありません。
・・・
つぎに、
スクロールしても「購入バナー」が付いてくる動きに関しては、
作り手の気持ちとしては
「買いたいと思った時に、すぐに買ってもらいたい」
このような考えから設置しているのでしょう。
しかし、こうした施策をした場合、
読み手からすると「画面の範囲が狭くなる」ため、
非常に読みづらくなってしまうことは間違いありません。
もともと、パソコンやスマホの「一画面」というのは、
非常に限られたスペースです。
それを、さらに「狭く」してしまっているわけですから、
読み手に「ストレス」を与えてしまうのです。
「文章の内容」がストレスを与えるケース
読み手に「ストレス」を与えるケースは、
「視認性の悪さ」ばかりではありません。
それ以外でも、
読み手にストレスを与えることがあるのです。 たとえば…
- 文章構造がわかりづらい
- 具体性がないのでイメージしづらい
- 論理的に理解できない(流れがつかめない)
「文章構造がわかりづらい」とは、
たとえば「主語」や「目的語」が抜けているケースです。
こういった場合は、
文章の冒頭で「主語」をまっ先に伝えたり、
途中に「目的語」をきちんと入れたりすると、
非常にわかりやすくなります。
ちなみに、「趣旨がつかめない」場合も
文章構造がわかりづらくなります。
この場合は、
「結論から述べる」といった対策が考えられます。
・・・
そのほか、「具体性がない、抽象的な話」ばかりしていても、
読み手に「ストレス」がかかります。
そういった話を聞いても、
読み手は「イメージ」できないからです。
人は、
「イメージできない話」に “集中を強いられる” 状況にも、
大きなストレスを感じるのです。
こういったLPのコピーは、離脱の原因になりますし、
たとえ最後まで読まれたとしても「成約率」が低くなります。
・・・
そのほか、たとえ一文単位では理解できても、
LP全体として「何を言っているのかわからない」
といった、論理性に問題のあるケース。
こういったLPの場合も、読み手は
読んでいる途中で「嫌気」がさしてしまい、
そのまま去っていってしまう可能性が高くなります。
・・・
いかがでしたでしょうか?
LPにおいては、その「内容」だけではなく、
「示し方」「見せ方」も重要であることが
理解できたのではないでしょうか。
ぜひ、LP内に「ストレスを与える要素」がないかどうかを
一度、チェックしてみてください。